吹き溜まり
本や音楽やライブや映画やゲームのこと。
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『ブギーポップは笑わない』
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ブギーポップは笑わない 上遠野 浩平 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
【ブギーポップ】という耳慣れない言葉。
小説であるということは付近に散らばる単語から分ったが、
どうにも興味を引く言葉だった。
後日調べてみると、電撃文庫から出ていることを知り、
早速本屋へ向かった。
当時、その時点で3作目が発売されていて、帯にも
第4回電撃ゲーム小説大賞〈大賞〉受賞作と大々的に宣伝されていた。
・・・といわれても、今まで大賞作以前に、
電撃文庫を1冊も読んだことがなかったため、
この肩書きが面白さを保障するかどうかは判断がつきかねた。
だが読んだ経験があっても所詮は自分の趣味に合うかどうかなので、
初めの感覚を信じ購入。
いま思うとこの肩書きはあまり当てにならないという認識だけど;
妹がこの受賞作をいくつか読んだ感想を聞くとどうも…。
そしてこの小説・・・・
私が今まで読んだ本のどの系統にも当てはまらない奇妙な話だった。
でもそれ以上に面白かった!!!
ジャンルとしてはミステリーに入るのかな?
とにかくこういう感覚は今までになかったという印象が第一、
あとはシリーズを重ねるごとに増えていく様々な能力をもった人間と、
ブギーポップにとっての【世界の敵】などのキャラクター。
この作品で登場する特殊能力は、非常に独特である。
人のある感情にだけ作用する能力や
人の鼓動を感知できる能力、物理的に作用するものももちろんある。
その能力をいかに自分の武器として戦うかも面白いところだ。
読んだのが随分前なので、
それぞれの能力についてはこのくらいしか思い出せないが、
能力者のニックネームもユニークなものだった。
今ではシリーズを重ね、13冊と外伝4冊が出版されている。
各本ごとに、主人公が異なり、
時間も巻が増えていくごとに進むわけじゃない。
時間軸を行ったり来たりしながら物語の世界が広がっていく。
ブギーポップは世界の危機に自動的に現れ、
【世界の敵】と対峙する。
【世界の敵】は主に、
【統和機構】が集めた特殊能力者や合成人間であり、
ブギーポップは常に助けてくれる存在とは異なる。
平凡な日常と並行する、奇妙で不可解な現象―――――
私ではこの作品を説明することは不可能です(;-_-) =3
好き嫌いが分かれる作品でもあると思うが、
一度読んでみるのもいいかもしれない。
おそらく、祥伝社NON NOVELから出ている
『ソウルドロップの幽体研究』も関連作品。
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COMMENT
ありがとうございます^^
ありがとうございます^^
ブギーポップは、やっと歪曲王を読破したところです。
先はまだまだ長いです~
Re:ありがとうございます^^
早く購入本消化しないと、ただ増えるのみの状況。
でも、本屋で眼を惹くもの(あらすじ・題名)があると、
つい手が伸びてしまって・・・・