吹き溜まり
本や音楽やライブや映画やゲームのこと。
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『夏の魔術 』
長編ゴシック・ホラーと類別されているが、
ファンタジー色の強い怪奇ミステリーな感じである。
著者は田中芳樹氏でシリーズ4冊刊行され完結している作品。
□夏の魔術
□窓辺には夜の歌
□白い迷宮
□春の魔術
大学生の能戸耕平と、
とある無人駅のホームで出会った小学六年生の立花来夢。
奇妙な汽車に乗り合わせた彼らと数人の乗客は、
邪悪な雰囲気の漂う、奇怪な体験を共にする・・・。
ただし命の保障はなく。
来夢に潜む不可解な何かと、
耕平にーちゃんが頑張るアクション活劇でもある。
シリーズを進むにつれてこの二人の信頼関係は大きくなり、
赤の他人とは思えない協調性を現す。
ファンタジーですから可愛いほんわかしたストーリーで、
ホラー要素は無いとは言わないが、怖いほどではない。
来夢が年のわりにかなり大人なので、
ある意味安心して読むことができる。
難しい表現も無かったと思ったから、子供でも楽しめる作品だと思う。
奇妙な汽車の先にある森に囲まれた黄昏荘園とはいったい何なのか・・・
冒険ファンタジーとしてオススメです。
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