吹き溜まり
本や音楽やライブや映画やゲームのこと。
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『月読』
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月読(つくよみ) 太田 忠司 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
〈本格ミステリ・マスターズ〉シリーズの一冊。
3.5cmの厚さがあるものの、
1P1Pにあまり文字がつまってないので、案外すぐ読めます。
人が死んだ時に、ある思いが形となって
オブジェみたく現れるものを【月導(つきしるべ)】という。
そしてそれから死者の思いを読み取る能力を持つ者を
【月読(つくよみ)】という。
【月読】はそうそういるものではなく、
その能力を商売とするとかなりの高額になる。
また、【月読】と発覚した時点で、其の者は親元を離れ、
別の新たな人生を歩まなくてはならない。
こういった設定の中で、事件の真相と犯人探しが始まる。
月導の設定がなんとも儚くて、切ない。
それは月読である朔夜にも言える。
昨夜はあくまで本業は翻訳家として、
あまり月読としての自分を好んではいないように見える。
先が気になって、一気に読める作品です。
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