吹き溜まり
本や音楽やライブや映画やゲームのこと。
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『イミューン ぼくたちの敵』
徳間デュアル文庫より青木和さんの第1回日本SF新人賞 佳作入選作品。
イミューンというタイトルに惹かれて購入した作品、神林長平氏が解説をしています。
イミューンというタイトルに惹かれて購入した作品、神林長平氏が解説をしています。
毎度毎度困るのだが、私は読んだ本を面白いと思ったことは覚えていても、
詳しい内容は記憶から飛んでしまっているのです・・・(-_-;)
この作品は、敵に対して特殊な能力をもつ二人の少年の攻防劇である。
高校に入ったばかりの小南佑(こみなみたすく)。
鳶色頭の少年、堺不動(さかいふゆるぎ)。
親友となった二人だったが、5月――佑に悲劇が訪れる。
【汚染】され、異様な姿となって死んだ母。
人間に寄生して増殖する【敵】の存在を知った二人は、
それに呼応するように、【敵】を消滅させる不思議な力を身につける。
そして戦いの中、いつしか少年たちの心に戸惑いが芽生える――
【敵】との戦いもメインではあるが、あくまで二人の人間模様を描いた作品でもある。
不鮮明で圧倒的な【敵】の力。フユルギの出した結論と選択。
そもそも【敵】という存在とその目的。
この敵という存在が独特に描かれていて、コレが敵だ!
といえるようなものではない(だったと思う;)
なんだかバーチャルのような感じの・・・・。
いうなれば上遠野浩平氏の世界と重なる部分があるかもしれない。
面白かった作品で結構青春もしてます。
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