吹き溜まり
本や音楽やライブや映画やゲームのこと。
[PR]
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
『野望円舞曲』
![]() |
野望円舞曲〈1〉 田中 芳樹 荻野目 悠樹 徳間書店 2000-08 by G-Tools |
これも続刊の発売が滞って久しい作品の一つ。
(-_-;)私が気付いていないだけか?
手元には5巻までと外伝が1冊ある。
商業国家オルヴィエートの元首の娘である
エレオノーラ・ファルネーゼの身の内には、
容姿の美しさと儚さとはうって変わって、強い思いが秘められていた。
母を殺した父親と、異母兄弟に対する憤り、
身内で理解があるのは、唯一異母兄の一人であるジェラルド。
そして幼き頃からともに過ごしてきた侍従のベアトリーチェ。
ここに他国の工作員との接触により、
世界が大きく動こうとしていた―――
『銀河英雄伝説』以来のスペースオペラ作品。
私としては容姿端麗な上、たらしで、
その上艦隊指令司令長官としても有能な三男・ジェラルドが好き。
エレオノーラと彼は表立って協力をしているという関係ではなく、
それぞれに行動し、それが結果お互いを害することがないだけ
というような淡白とも取れる関係。
でも、互いに迷惑をかけない様にはしているあたりが、
他キョウダイと比べ、一番兄妹らしい関係である。
何となく、ジェラルドの方は
結構妹として可愛く思っているところがあるような気がしている。
エレオノーラの目下の難物は、工作員として出合ったコンラットで、
この二人の接触が、これからの変動の要となると予想される。
銀英伝とはちょっと異なる攻防劇が見られる作品。
続きはいつ出るのか!!( ̄□||||!!
PR
TRACKBACK
TrackbackURL
COMMENT