吹き溜まり
本や音楽やライブや映画やゲームのこと。
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『クリスタルサイレンス』
藤崎慎吾氏の作品は初めて手に取ったのだが、ネタは私好みな一方、
技術的な専門用語と、ネットワークに関する著者の独自の構築の展開に
多少理解がおいつかない部分が多かった。
はじめ火星に行くまでの、上巻の前半はなまぬる~い感じだったのが、
ひとたび火星に行ってからは、様々な調査と、発見と、問題と、
それを阻もうと命の危険にさらされる状況。
下巻はほぼネットワークにおける攻防で、混乱するが、
だいたいは感覚で把握し、難解な世界が先へと私の興味を促した。
現在でもネットワークは拡大と進化を続けているが、
この作品の中では現実とネットワークの境界があやふやともいえるほど、
ネットワーク界が進化している。
肉体が邪魔になるというほど常にネットワークに存在する者までいる。
でも、やはり一番の情報処理能力を持っているのは
人間の脳なのだなぁと納得させる部分もあり。
この場合の処理能力はただ単に量のことではなく性能において。
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