吹き溜まり
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『巨人たちの星』
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巨人たちの星 (創元SF文庫 (663-3)) 池 央耿 東京創元社 1983-01 by G-Tools |
J・P・ホーガン氏の【巨人たちの星シリーズ】、
『星を継ぐもの』、『ガニメデの優しい巨人』と刊行され、
その第3作目、『巨人たちの星』。
因みに初版は1983年、この3作目が出た時点で未だ私は生まれる前…
それにしても、エネルギーとしてブラックホールを利用するというのは、
この時代からあった考えの1つなんだな。
今もなおブラックホールに極力接近させ、あくまで重力に捕われないぎりぎりまでを
運動させる物体を利用して、ゴミをエネルギーにするという理論が、
Newtonに書いてあったと思う。
で、さっそく感想だけど………相当面白かったです!!!!!
何か今までの展開とか内容とかとは一風変わった感じを受けたけど、
それがやたら面白い(*'ー'*)♪
もう、読みながら登場人物に抱きつきたい衝動に駆られたよ( ̄ー ̄;
何だ何だ、みんなユーモア全開で素敵な奴らになったじゃないか!!
今回は、人物描写が多いと思った。
いや、もう、笑かせてもらいました(^∇^)!
私の一押しシーンは、
ヴィザー:「麻痺させる?八つ裂きにしてやりますよ」
そしてヴェリコフとカラザーのあのハッタリ!!!( ̄m ̄〃)!
自身満々に自尊心を固めたブローリヒオ以下ジェヴレン人を糾弾するカレンのシーン。
その他いつもの論理展開とは異なるこういったやり取りと出来事につい読みながら笑みが…
ヴィザーはゾラックの進化版だが、
もう現代のAIとかスーパーコンピューターとかの比じゃないから、
とんでもない存在になっていて、
さらに地球人の影響を良く受け;ユーモアいっぱいに上記のようなセリフも吐いてくれる。
今回は小気味いいセリフを多くの人が言ってくれたよ。
しかも、ガニメアンが生来衝突とか猜疑心とかを持たない生物にも関わらず、
ハントら地球人に侵食されて徐々に変化していく過程が面白い♪
まぁ、その分ちゃぶ台をひっくり返したくなるような相手側のセリフもあったりしたが;
あぁ、どうしよう。
次の本は別の作者の作品の予定だったのだけど、
これは、続けてシリーズ完結作を読むべきか…。
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COMMENT
謎は深まるばかり。。。
このシリーズ、よいですよね~^^
ところで
>因みに初版は1983年、この3作目が出た時点で未だ私は生まれる前…
・・・って、朔さん、何歳ですか!?
もっと年上かと思ってました。
すごく落ち着いたイメージを持っているのですが^^;
Re:謎は深まるばかり。。。
私はその次の年に生まれたので、22歳ですよ。
落ち着いてますかね(^-^;