吹き溜まり
本や音楽やライブや映画やゲームのこと。
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『キタイ』
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第6回ホラーサスペンス大賞の大賞受賞作であるこの小説。
りあむサンのブログで紹介されていたのに興味を持って読むに至りました。
葛西君、生きてる時は良かったんだけどな・・・・
学生仲間の中で、一人オーラの異なる大人びたキャラって、
大抵はやたら完璧に近く物事に動じなかったりするものだけど、
葛西君のキャラは未だ未熟さを随所随所の表情やセリフから感じたり。
ただ、そうするとキタイで甦った彼にとても違和感もあるのだけど。
読み始めると結構サクサクいけて、
初めて【死にながらの森】へ行く場面から、
彼らに何が起こったのか、現在何が起こっているのか、
AM3:00まで起きて読みきってしまった。
怖さは、深町らが日常で感じる恐怖の方が地味に怖かった;
加門七海さんの「203号室」のような恐怖が・・・・
一箇所どうしてもつっこみたいのが、
喫茶店のマスターが、
深町らをまるで断罪するかのように浴びせた責める言葉。
いや、あなたが言うようなコトじゃないと思うよ。
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