吹き溜まり
本や音楽やライブや映画やゲームのこと。
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『プールの底に眠る』/白河三兎
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プールの底に眠る (講談社ノベルス) 講談社 2009-12-08 by G-Tools |
なんて久しぶりな。
これを機に一気に積読を消化したいところ。
この本を手に取ったきっかけは、帯に辻村深月さんを発見した為。
「いつまでも読んでいたかった―辻村深月」(帯より)
んでもってタイトル・装丁共にいいんじゃないか?
ということで購入。
内容は背表紙から以下引用。
夏の終わり、僕は裏山で「セミ」に出会った。
木の上で首にロープを巻き、自殺しようとしていた少女。
彼女は、それでもとても美しかった。
陽炎のように儚い一週間の中で、僕は彼女に恋をする。
あれから十三年・・・・・・。
僕は彼女の思い出をたどっている。
「殺人」の罪を背負い、留置場の中で――。
(『プールの底に眠る』裏表紙より)
タイトルからだとミステリー要素がありそうだが、
実際は少年少女青春物語。
本人曰く、自分は弱いとする主人公の少年。
それでも周りに波風立たないようそれなりの人物を演じながらも、
決して媚びる性格ではなかった彼は、
一般的にいえばやはり強い人間とされるだろう。
決して器用ではなかったし、虐めも受けた。
しかし自分をしっかりもち、逆風でも取り乱すことは選択しなかった。
そんな彼の前に現れた少女<セミ>。
自分が美人であることを全く自覚せず、
周りとは異なる感覚で世界を読み、
それゆえ馴染めぬまま登校拒否状態の少女。
セミとの思い出はたった七日間。
留置場からその七日間を振り返りつつ、
自分と、少女と、取り巻く環境の、
偶然と必然とを今さらながらに想う。
大体の人が予想される展開とは違うと思う。
私はここまでハッピーエンドになるとは思わなかった
詳細は割愛するけども、確かに儚くて綺麗、という感じか。
っていうか、今これ
凄く眠りながらかいているが、まし…
追記
↑寝ました…。
総評としては、綺麗すぎて物足らなかった感が…
最後の事実はスパイスとしては設定はいいかもしれないが、
物語の根っこになってくると微妙な感じが。
私としては霞が晴れたというより、
今までの物語が一気に薄まった印象を受けてしまった。
って今も眠気眼で書いてますが…
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