吹き溜まり
本や音楽やライブや映画やゲームのこと。
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『薬師寺涼子の怪奇事件簿』
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魔天楼―薬師寺涼子の怪奇事件簿 田中 芳樹 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() by G-Tools |
それ以降はノベルスで発売されたものが後に文庫化されている。
□魔天楼(講談社文庫)
□東京ナイトメア(講談社ノベルス)
□巴里・妖都変(光文社カッパ・ノベルス)
□クレオパトラの葬送(講談社ノベルス)
□黒蜘蛛島(光文社カッパ・ノベルス)
□夜光曲(祥伝社ノン・ノベル)
相変わらずだなぁ~と思わせる、官僚や権力者の描き方と、
それを足蹴に、さらにはミンチにしかけないほどの毒舌と実力行使で
薬師寺涼子は今日も行く、というようなストーリー。
泉田刑事が好きです。
33歳にして27歳の上司を押し付けられ、
最初はお涼(薬師寺警視)の行動に振り回されてばかりだったのが、
しだいにケンカ慣れもして、いい意味で上司の影響を受け、
結構ふてぶてしくなっていくのが面白い。
今では完全にお涼の二の腕と化している。
キングダムハーツⅠ
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やるならⅠからだな、ということで
早速イトコから借りてきてプレイしたのだが、
めんどい!!!!!
ディズニーのワールドやキャラクターが出てきて
共演しているのは面白いのだけど、
やたら宝箱おっこちまくりで、何度も行き来するのに面倒だったよ。
もともとFFシリーズは一作もしたことないから、
そのキャラが出てきても??だし、
だから余計にそうなのかもしれないな。
それにしても、ボス戦(ステージボスじゃなくて)長くないっすか?
リクとか魔女とかあたりから、もうエンディングを匂わせる展開なのに、
それからクリアまで長っっ; ̄ロ ̄)!!
アンセムとやら…アナタしつこくてよ。。。
エンディングは明らかに続編を匂わせる内容だったね。
いろいろと片付いてないコトばっかりだし。
リクとか王様ね……。
ちなみにエンディングに流れた曲よりも、
起動してそのままにしておくと流れる
「光」のオーケストラバージョンが好きだ。
ソラとリク、「ふしぎ遊戯」の美朱と唯みたいだと思ったのは私だけか?
「ZERO」
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Zero (1) やまざき 貴子 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
去年の12月にも新刊が出る予定だったのだが、
延期してから発売日が音沙汰なく、
どうせなら最終巻が発売されてから記事にしようと思っていたのだけど;
連載は最終回を迎え、あとはコミックスとして出るのを待つだけなのだが、
一応結末はココでは伏せておく。
ちなみに私は掲載雑誌を読んだため知ってます( ̄ー+ ̄)
同作者の別作品、「っポイ!」とは想像できないSFミステリーな展開に、
当初は驚きました。
前世で行われていた、問題を解いて神の名をもらえるゲーム。
一人の神の名は、一人にしか与えられない。
現在のアギがそれをネットにのせ、多くの人がプレイしたゲーム。
誰もがその正体を知らずにクリアへと近付いてく中、
異変に気付いた者、
異変に気付いていた者、
過去での真相に近付いていく展開と、
現在にリアルに真相を確かめようとする展開が、非常に面白い。
キャラクターのボケと漫才で一変するのも笑ける。
あと、結構掲載時と異なる部分がありますね。
ビーストウォーズ メタルス
以前TVシリーズが放送中に、妹がしきりに面白い面白い言うて、
その中でも最終回は逸品だと豪語していた、正式名称
「超生命体トランスフォーマー ビーストウォーズ メタルス」。
私は子供向け番組だろうと相手にしなかったが、
パソコンテレビGyaoにて配信されていることを報告すと、
「是非とも見せてください!<(_ _)>」と言うので、
共に視聴。□_ヾ(・_・ )(・_・ )
なんか、この26話目に当たる最終回、
ストーリー的には25話で終わっているらしくて、
おふざけ的なものを26話目でしているらしい;
もともと、このアニメシリーズ、アメリカで制作されたフルCGアニメに、
声優たちが、アドリブをはさみつつ声をあてているらしいのだが、
いやぁ、もう、おかしくて( ̄m ̄〃)ぷぷっ!
とくにこの最終回は、ふざけすぎ!
自分の母星に戻る前に、バナナを欲しがる主人公。
出番の少なさを歌にして嘆くキャラクター。
最後の決戦を、しりとりで片を付けようとする主人公と敵ボス。
それでは片が付かず、早口言葉対戦に変更させる、同じく主人公と敵ボス。
さらには総勢でモノマネ合戦をおっぱじめる総勢キャラクターたち。
笑えます(*≧m≦*)ぐふ
視聴できるのは14日の正午まで。お時間ある人は是非、最終回だけでも。妹の言ったことは正しかったのです。
『MOUSE』
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MOUSE(マウス) 牧野 修 早川書房 1996-02 by G-Tools |
一言で言ってしまえばドラッグ・ドリーム。
ドラッグの常習者である18歳までの少年少女を主人公に、
常識的な感覚が麻痺し、それを超越した別次元の感覚が占領する空間。
その隔絶された空間で起こる、言葉で交わされる戦い。
今までドラッグ小説というのは呼んだことがなかったが、
何となくやはりどこかがダメになってしまった人間が刻々と描かれる、
というのを想像していたが、
これはその既成概念とは異なる感覚を受けた。
【ネバーランド】
18歳までの外の世界で生きることの出来ない少年少女が、
ドラッグを常習し、
ある者は自らで金を稼ぎ、
ある者はドラッグによる特異な感覚で生業とし、
またはそれで稼ぎ、
どの場合にもドラッグを体内に含まない者は存在しない、そんな区域。
【ネバーランド】で交わされる少年少女の生活と、
言葉による【落とす】行為。
短篇5つからなるストーリーは、最後の「ボーイズ・ライフ」で交錯する。
ドラッグを服用している者だけに通用する現実感。
そしてそれを利用して行われる言葉攻め。
相手個有にしか通用しない言葉を見つけ、バッド・ドリームへと誘う。
また、同じ幻覚を共有するために行われる同調行為。
不思議で意味のないことばで紡ぎだされる世界。
また、その【ネバーランド】の裏に潜む構造。
ドラッグの、奇妙でで残酷な感覚が味わえる作品。
解説で風間賢二氏が
「きわめて幻想的かつ思索的な”意識の変容”を語ったもの」
と書いている。
独特な言葉で描かれる感覚世界に酔いしれたい人向けな作品。
私はというと、そう退屈することも無かったものの、
面白いという作品ではないと思った。