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カテゴリー「小説」の記事一覧

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『月と闇の戦記』

月と炎の戦記  退魔師はがけっぷち。―月と闇の戦記〈1〉  守護者(ガーディアン)はぶっちぎり。―月と闇の戦記〈2〉  神様はしらんぷり。―月と闇の戦記〈3〉

角川スニーカー文庫にてシリーズ4冊刊行されている
森岡浩之氏の伝奇アクション。

□月と炎の戦記
□月と闇の戦記一 退魔師はがけっぷち。
□月と闇の戦記二 守護者はぶっちぎり。
□月と闇の戦記三 神様はしらんぷり。

『星界の紋章』、『星界の戦旗』シリーズを描いている
森岡さんから考えると、だいぶラフに読むことができる。
『月と炎の戦記』は神話ファンタジーで、
イザナギの息子であるツクヨミと、
行動を共にするツユネブリ、そして狩人のカエデ、
神という立場にありながらやる気はまったくなしのツクヨミと
それぞれに勝手な登場人物たちが面白い。

『月と闇の戦記』になると、現代に移り、
貧乏退魔師がそれに加わり、バカッぷりがUP。
とくに主人公である退魔師の菊名隆生は、
〈活躍できない貧乏退魔師〉のレッテルが貼られている。

他の登場人物も代わり映えなく、

〈只では動かぬ目立ちたがり〉の伊勢滋也(ツクヨミ)
〈肉食だけど愛玩系〉のツユネブリ
〈失踪する罵詈雑言〉の伊勢楓(カエデ)

といった顔ぶれで、
自称神様たちの戦争に巻き込まれる影の薄い主人公隆生。
兎に角、皆のバカップリが笑える。
出てくる幽霊たちも勝手で、主人公の苦労が面白い。

星界とはまた違った世界観のストーリーだが、
軽い感じで楽しめます(* ̄▽ ̄*)ノ"

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『燃えよ剣』―新撰組―

燃えよ剣 (上巻)   燃えよ剣 (下巻)

新撰組の本を読んでみようと思い、
検索して評判の良かったこの本が
私が初めて読んだ新撰組関連の本でした。

新撰組という名前を意識して認識したのは、漫画『るろうに剣心』でした。
アニメも放送していて、周りでは結構既に話題だったようなんですが、
初めて見たのが確か蒼紫と戦ってた回だったかな。
小学生の頃って、話題がアニメや漫画ばっかだったのに関わらず、
少し疎かった;というか遅かったのかな。
そういえば周りが「セーラームーン」で賑わっていた時、
家では主に「ドラゴンボール」を見てました。
存在を知ってからもDBの方が面白いと思ってましたが、
それはお友達とのお付き合い。見てましたよセーラー月も( ̄ー ̄)

話がずれました;るろ剣で新撰組を認識してから、
好きなキャラクターが瀬田宗次朗であったため
それから随分時間が経ってからだが、
司馬遼太郎氏のこの『燃えよ剣』を読む。

主人公は土方歳三な為、彼の視点で描かれるんですが、
この作品の沖田総司像はひょうきんで面白い設定です。
文も読みやすかったし、
終わりの、土方が皆の残像らしきものを見るところはしみじみきました。

新撰組関連の本は、漫画も沢山出ているだろうし、
大河ドラマでやったのも一回じゃないので、
そりゃぁもう多くの関連ブツがありますが、
沖田総司像はそれぞれによって像が異なりますね。

早乙女貢氏の描いた沖田総司像は、
確か背が高くてかっこよくてモテてた気がする。

沖田総司を主人公に描いた小説のオススメとしては、
大内美予子さんの『沖田総司』です。
沖田総司 沖田総司
大内 美予子


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稿を起こしたのが35年以上前にもなる作品だが、
1999年に新装版が出版され、文章も読みやすい。
また、著者が調べた史実をなるべくそのままに描いている。
入門書にはもってこい。

私はどの著者の作品でも、毎度総司の最後に泣かされます( TдT)~

『ブギーポップは笑わない』

ブギーポップは笑わない ブギーポップは笑わない
上遠野 浩平


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ある日、新聞の隅の広告欄で発見した
【ブギーポップ】という耳慣れない言葉。
小説であるということは付近に散らばる単語から分ったが、
どうにも興味を引く言葉だった。
後日調べてみると、電撃文庫から出ていることを知り、
早速本屋へ向かった。

 当時、その時点で3作目が発売されていて、帯にも
第4回電撃ゲーム小説大賞〈大賞〉受賞作と大々的に宣伝されていた。
・・・といわれても、今まで大賞作以前に、
電撃文庫を1冊も読んだことがなかったため、
この肩書きが面白さを保障するかどうかは判断がつきかねた。
だが読んだ経験があっても所詮は自分の趣味に合うかどうかなので、
初めの感覚を信じ購入。
いま思うとこの肩書きはあまり当てにならないという認識だけど;
妹がこの受賞作をいくつか読んだ感想を聞くとどうも…。

そしてこの小説・・・・
私が今まで読んだ本のどの系統にも当てはまらない奇妙な話だった。
でもそれ以上に面白かった!!!
ジャンルとしてはミステリーに入るのかな?
とにかくこういう感覚は今までになかったという印象が第一、
あとはシリーズを重ねるごとに増えていく様々な能力をもった人間と、
ブギーポップにとっての【世界の敵】などのキャラクター。

この作品で登場する特殊能力は、非常に独特である。
人のある感情にだけ作用する能力や
人の鼓動を感知できる能力、物理的に作用するものももちろんある。
その能力をいかに自分の武器として戦うかも面白いところだ。
読んだのが随分前なので、
それぞれの能力についてはこのくらいしか思い出せないが、
能力者のニックネームもユニークなものだった。

今ではシリーズを重ね、13冊と外伝4冊が出版されている。
各本ごとに、主人公が異なり、
時間も巻が増えていくごとに進むわけじゃない。
時間軸を行ったり来たりしながら物語の世界が広がっていく。

ブギーポップは世界の危機に自動的に現れ、
【世界の敵】と対峙する。
【世界の敵】は主に、
【統和機構】が集めた特殊能力者や合成人間であり、
ブギーポップは常に助けてくれる存在とは異なる。
平凡な日常と並行する、奇妙で不可解な現象―――――

私ではこの作品を説明することは不可能です(;-_-) =3
好き嫌いが分かれる作品でもあると思うが、
一度読んでみるのもいいかもしれない。

おそらく、祥伝社NON NOVELから出ている
『ソウルドロップの幽体研究』も関連作品。

『星界の紋章』

星界の紋章〈1〉帝国の王女 星界の紋章〈1〉帝国の王女
森岡 浩之

星界の紋章〈2〉ささやかな戦い 星界の紋章〈3〉異郷への帰還 星界の戦旗〈1〉―絆のかたち 星界の戦旗〈2〉守るべきもの 星界の戦旗〈3〉家族の食卓

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スペースオペラといえば以前
田中芳樹氏の『銀河英雄伝説』を取り上げたが、
こちらもまた変わった感じの物語。

☆星界の紋章Ⅰ 帝国の王女
☆星界の紋章Ⅱ ささやかな戦い
☆星界の紋章Ⅲ 異卿への帰還
★星界の戦旗Ⅰ 絆のかたち
★星界の戦旗Ⅱ 守るべきもの
★星界の戦旗Ⅲ 家族の食卓
★星界の戦旗Ⅳ 軋む時空   (以下続刊)
*星界の断章Ⅰ(短編集)

森岡氏が言語が好きだということで、
この作品、オリジナル言語まで作られています。
きちんと構成の法則を独自に作り出し、
しかもよりスマートに言語のやり取りができるように考えて作ったと
コメントしていたと記憶している。

この作品、設定が多く、階級や特徴的な氏族、勢力や様々。
氏族に至っては、かなり個性的なものが多く、
しかもアーヴとして生まれると、
遺伝子操作によって、髪は青系統で、容姿端麗となっている。

ここのところが、主人公ジントには困るところであって、
生粋のアーヴでない彼は、髪が茶色なため、
周囲から変な目でみられてしまう。
見た目は明らかにアーヴではないのに貴族であるからである。

ちなみに、アーヴによって侵略された惑星国家は多いが、
その殆どがアーヴを快く思っていない。
当たり前といえば当たり前だが、ジントはその影響を少なからず受け、
アーブの服を着ているだけで、
アーヴ以外からは嫌われてしまうという…。
もちろん絶対ではないが。

あと、面白いのが通常宇宙における平面宇宙の存在。
その中では、宇宙船は時空泡という空間を作らないと存在できない。
よって、平面宇宙内で戦闘行動をするときは、
まず敵艦と時空融合を果たしてからその空間内ですることになる。
もちろん通常宇宙においても戦闘は行われる。

ストーリー展開も面白いが、氏族らの性格が面白い。
要するにに変わっている。
同じアーヴからも変人と謳われる一族もいる。

スペースオペラ好きにはオススメの一本(^ー^* )♪

『203号室』

203号室 203号室
加門 七海


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先ほど読み終わったこの作品・・・・・。
作者は前にも記事に書いている加門七海さん。
私は加門さんの完璧ホラーは読んだことがなかった。
というより、今まで一度も生粋のホラーは手に取ったことがなかった。

何を言おう、私は心霊関係激しく怖がる方なのだ。
夏の時期、恒例のように組まれるホラー特番、
またはアンビリーバ○ーといった番組を見ては、
その日はもちろん数日の間、神経をすり減らす事態になる(TдT)

なんせ昔は
児童向け映画の「学校の怪談」がTVで放映されたときでさえ、
入浴はあらかじめ済ませ、準備万端にて一大決心で見たほど。
見なきゃいいのだが、怖いもの見たさで・・・・。

そんな私がこの作品を読みました・・・

「ひぃぃいいいいいいいいい!!!!(心の叫び)」

や、やだ(?)、怖い、怖いよ。どうしよう。
今日は電気点灯で就寝かな(゜ー゜;A
本当に自分にも経験ある身近な現象を、
追い詰め形式で書き連ねてあるから、読んだ後
家の中のあらゆる場所が気になって気になって(゜ロ゜; 三 ;゜ロ゜)!!

ついでに今までに私が体験した恐怖体験は

朝方、おそらく微妙に目覚めていたと思われるときに、
背中を誰かに叩かれた。
母親が起こしに来たのかと思ったが、
完全に目が覚めていないのか返事ができない。
しかし、あまりに強くドンドン叩かれるので、
息苦しさを感じ、抵抗しようとしたとき、
ふと目が覚め、ちょうど母親が部屋に入ってきた。

私:「??、母さん今起こしに来た?」
母:「ううん、今来たとこ。」
私:「・・・・・!!!??」

いや、ホント、思わず背中を触ってしまいました。
微かな感触なら夢かな?とか思うんだが、
痛いくらいだったから。しかも少し覚醒しているときのことだった
と思われるから余計に怖くなった。

壁を挟んで隣部屋の妹と私が、
それぞれ自分の部屋にいるときに、
突然妹が私の部屋へ入ってきて、

妹:「お姉ちゃん、今、壁叩いた?」
私:「んや、叩いてない。」
妹:「叩いたでしょ?しつこかったもん。」
私:「・・・・ホントに叩いてないけど・・・」

私がリビングや自分の部屋にいるとき、
ちょうど壁隣の妹を呼ぶときに壁を叩いたりすることがある。
妹はそれだろうと思ったのだ。でも私は叩いてない・・・。
2,3回なら軋んだ音かなとか
推測するが、妹はしつこかった、というのだ。
しかもこの子、前は誰かが階段を上がってくる音を聞いた
(誰もいないのに)とか言うのよ。

やめてくれ!!!(||゜Д゜)!

幽霊とかお化けとか、信じてるわけじゃないんだよ!!
むしろ、そんな成分表示できないようなものなんか
いるわきゃないと思ってるんだよ!!
でも私の脳が無駄に能力を発揮し、
想像力をフルに働かせるから怖いんだ!!

もっと別のとこで力を発揮してくれよ、私の頭(T^T)

  

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