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吹き溜まり

本や音楽やライブや映画やゲームのこと。

   

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え、うそ

『少年魔法士』連載再開。

ま、まじっすか。まじっすかぁぁぁあああああ!!!!
正直、半分、殆ど諦めていた、が希望も捨てずにいた作品。
まさか、こんなに早くに再開されるとは思わなんだ。
最新巻13が発売されたのが2005年12月。
ウィングスは追ってなかったので、本誌展開は知らず。
コミックス派の私にとっては、13巻の終わりとか物凄い途中で。。。
レ、レヴィー!!!!
ちなみに私の一押しは勇吹です。
登場当初の落ち着き払って冷静で、穏やかで動じない、
あの頃の勇吹も好きだが、
崩壊後の弱体化した勇吹が、だんだんとしたたかに、
そして黒く、笑いながらサラッととんでもないことをいうようなキャラも大好きだ。
ちなみに上記は私の黄金条件。
だから、レヴィも大好きなのよ。
騎士団抜ける時とか、カルノとか勇吹とかにきっついことを言うのとか、
それでいて、パパになりたいとか。。。。レ、レヴィv

でも、連載再開するにしても、どちらかというと原獣文書の方が先かと思ってた。
って、魔法士13巻の帯に原獣最終回予告があるんだが、
あれ、最終回までやったんだっけか?
殆ど終わりの方だったっていう情報は記憶に残ってるんだけど…
とすると原稿あるわけだから、コミックス用に手直しすればいいんだ?
それともその前に休載始めたのか?

まぁ、何にしても、新連載もあるようなので、
連載再開後、無事コミックス化されるのを祈ろうと思います。

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ゲットだぜ!

UFOキャッチャーなんて取れるわけないと(少なくとも私には)
思っていたのが大学生のころ。
同じく大学4年あたりで飲み会の後によくゲーセンに寄るようになり、
ざっくざっく取る友人を目の当たりにし、
「あ、これ取れるんだ」と思うものの、
自分でするとやはり上手くいかない。

そんな私も最近UFOキャッチャーを見ると、
何かないかと見て回るのが常となり、
先日は私としては絶好調でした。↓↓↓コレよ☆

CIMG1182.JPG

¥1100でゲットだぜ。
今まで¥100投入でいくつもコインが吸い込まれていったのを、
今回はどうせ1回で取れるわけねーとと、¥500投入。6回できるしね。
で、クマさん2個ゲットした後、無理かなと思っていたグルーミーに挑戦。
駄目かなーと最初思ったのは、ビニールに包まれていたのと、
これ、スピーカーなんで結構重みもあるのよ。
まずは店員さん呼んで、「この白いのとピンクの位置交換お願いします。」
後は転がして柵を越えさせるのみ。
結果¥500の1コインで落としてやりました。
ウォークマンに繋げたらちゃんと音出たよ♪♪
これは何だか得した気分。むふ。

『スロウハイツの神様』/辻村深月

スロウハイツの神様(上) (講談社ノベルス)     スロウハイツの神様(下) (講談社ノベルス)

登場人物のチヨダ・コーキの著作である『V.T.R』(辻村深月)も続けて読もうと、
本棚から選んだこの作品。
はー、参った。ちょっと間を開けて後に読もう。
凄く良かった。
面白いとか、展開に騙されたとか、
私の読書、その他エンターテインメントにおける評価って、
面白いか、面白くないか、でほぼ二分される。
『スロウハイツの神様』も、面白かったことに変わりはないけれど、
それ以上に、【凄く良かった】という方がしっくりくる。
言葉としてはあまりに飾り気のない賛辞というのも疑われる言葉。
それでも、登場人物を愛しく思い、途中涙しそうになるくらい、
この物語は凄く良かった。

読み始めはてっきりミステリと思いこんでいた。
集団自殺の現場でゲームのように御互いを殺しあった凄惨な事件。
その開催者が傾倒していた小説の作者、チヨダ・コーキ。
小説の冒頭は「チヨダ・コーキの小説のせいで、人が死んだ」。
どう考えてもミステリかと思う。
ましてや著者のメインジャンルはミステリであるし。
でも、上巻を読み終えても誰か死ぬわけでもなく、人間関係の事件はあれど、
命にかかわる事件は一向に起きる気配がない。
しかし、事件がなくても、【スロウハイツ】での出来事に目が離せなくなる。
気の合う者同士で古い旅館であったアパートに住み、
それぞれがクリエーターであり、強い、弱い人間であり、
なんてこんなに愛おしい。
物語の終わりに近づくとき、まだ彼らを眺めていたいと強く思った。
私の想像上で確実に息づく彼ら。
私もこうして小説を好んで読んでいる。
赤羽環もチヨダ・コーキの小説で生きることを諦めなかった。
私にとってのチヨダ・コーキの作品は、多分上遠野浩平作品かと思う。
学生の頃夢中になって読んだ彼の作品を読まなくなって久しい。
つまらなくなったとか、興味が失せたとかはなかったはずなのに、
いつの間にか、気付いたら。
最も、この状況は赤羽環にしてみたら罵倒されそうだけど。
彼女はチヨダ・コーキ作品を求め続けた。
コーキ自身が、著書を時代を切り取った、期間限定のものとし、
ある年齢になると自然に卒業されてしまう作品との評価を理解していたにも関わらず、
赤羽環はそうではなかった。

彼らの幸せを心から願っている。
エピローグがなければ、いつかまた彼らに会いたいと思ったところだが、
もう、覘くのは遠慮しよう。
エピローグをの最後を読んだ私は、
コーキが環の作品への感想を述べた時の、
狩野のあの、歓喜。

やっぱりまだ読んでいたかった。

 

『ふちなしのかがみ』/辻村深月

4048739298 ふちなしのかがみ
辻村 深月
角川書店(角川グループパブリッシング) 2009-07-01

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やろうと思いつつやってないことが多すぎるこのごろ。
とりあえず花綾さんに以前作成した「蝶」のmidiを押しつけておこうか…?
そして襲い来る眠気…zzz。
普段夜行性なのに時々訪れるこの睡魔期。
12時までもたないとかどんだけ。
今日は読書しながらこの時間まで耐えたよ!

てな訳で読書が波に乗ってます。
頑張れ私。途切れさせるな私。
積りに積もった本を物色しつつ、今の季節にぴったりだと今回はこの本。
5つの物語で綴られる短編集。
辻村さんの短編集を読むのはこれが初めて。
御馴染の【トイレの花子さん】、【コックリさん】、
その他オリジナルなストーリーを展開させつつ、相変わらず痛いところをつつく。
とある登場人物と全く同じことを思った事があるのだが、
あまりに心ないことなので自己嫌悪。
それにしても人間ってつまるところ自己顕示欲から成り立っているよなと思う。
クラスの【上の方】と【下の方】、痛いほどに覚えのある不均衡。
あぁ、あったよ、こんな空気。
あと、わざとなんだろうけど、
話の真相をぼかしたまま終わってしまっているのが多く、
あれ、飛んだのは誰?とか
結局死体は何だったの?とか
割と疑問放置なんだけど、怪談としてはこれでいいのか?

それにしても季節的に合ってるとはいえ、今日一日、
仕事が終わってからなので、実質3、4時間ほどで読み終わるとは思ってなかった。
っていうかビビリな私はちょっと寝れねぇぜ…電気点けとこか…
偶然にも深夜12時に鏡の前に立ってしまったことに気づいて、
思わず鏡から目が離せなかった。。。。
コックリさんとかやったよ小学生の時。
うちの小学校の花子は、通例通りのトイレだったな。
七不思議とか階段の数とかポマードとか懐かしいフレーズも飛び交う。
学校で記憶の風化は多少あれど、やっぱり想像力が違うね。
怖いから。。。。

『神無き月十番目の夜』/飯嶋和一

4094033149 神無き月十番目の夜 (小学館文庫)
飯嶋 和一
小学館 2005-12-06

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水戸城よりの言いつけにて、
常陸の小生瀬に来ていた旧御騎馬衆・大藤嘉衛門。
急な話であった上に、何やら村の様子がおかしい。
どの家も今しがた人が居た気配はするが、
居るはずの家人がどこにも見当たらない。
さらに、かつて嗅ぎなれた戦場の血の匂い…
小生瀬出身と知れた吾助から聞き出した「山林」の地へ赴くと、
嘉衛門を迎えたのは夥しい老若男女の無残な死の散乱だった。

現在絶版にて、入手するには本屋を巡るほか手段のないこの本。
著者の作品としてはお初の一冊目。
かなり前に気に留めていたのをすっかり忘れ、
今年になってふと本屋で背表紙を発見し、購入。
はじめ、時代背景がこんな昔だとは思ってなかった為に、
文章がなかなか読み進められなかったのだが、
波に乗ればもう続きが気になって気になって。。。
物語の構成は、最初に結果が示され、
次に至ったまでの経緯を登場人物の多視点にて綴っている。
結果が出ているからには、読み進めた先に待っているのは
悲劇に他ならない。

家康が天下統一して間もない頃、
武士は名目を失い、刀や鉄砲等の武器は
一介の民の持てる様なシロモノではない。
土地の扱いの改変を受け、各地の民は百姓に徹し、
高い年貢をお納めるべく、日々ひたすらに田を見つめるだけの生活を強いられてた。
かつての騎馬衆として、その力量は名を轟かせ、
それでいて性格温厚にて民からの辛抱も熱い石橋藤九朗。
物語の多くはこの藤九朗とそれに関わる人や状況が綴られる。
先に述べたが、既に結末は明記されている。
読み進めながら、その悲劇を回避できるかもしれないと思われる分岐点があるが、
やはり悪い方へと転がってしまう。
この作品何が凄いって、まるで史実であると錯覚できるほどのリアリティ迫る演出だ。
登場人物のセリフや心情描写が絶妙で、深く掘り下げるほど創作感は高くなり、
かといって表面すぎるとまるで脚本のように感じてしまう。
背景や時代描写も含め、読みながら本当にかの地で、
こんなことがあったんだと思わされる。
戦の悲惨さをしっている肝煎となる藤九朗は、
たとえどんなに生活が苦しくなろうとも、生きてさえいればと自身を抑え、
しかしその藤九朗の願いは村役以下多くの村民には察することできず、
時が流れると共に色濃くなるは惨劇の気配ばかり。
藤九朗、その意を酌んだ者、死の際で自分たちの状況理解した者、
彼らの無念が、果たしてこれは小説の中だけなのか。
大義名分を掲げ、村民全てをなで斬りにした後、
私利私欲と大義名分の核を見失い己が奪った夥しい背後の血で戦慄する者。
歴史に記されなかったこの悲劇が、実はかつて現実であったかと思わされる。
圧倒されました。

  

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プロフィール

HN:
暁朔
性別:
女性
職業:
社会人
趣味:
読書・音楽鑑賞・映像鑑賞
自己紹介:
【好き】
音楽■天野月子、Aimer、OLDCODEX、KOKIA、民族音楽、ケルト…
小説■上遠野浩平、小野不由美、田中芳樹、小川一水、J・P・ホーガン、辻村深月…
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